梅雨

先日、大阪もついに梅雨入りしましたね。 

 

と同時に我が家の湿度計も78%を表示しました!
モアッとものすごい息苦しさとじっとりさで不快指数急上昇です!!
湿度が高くなると、服を着たままサウナに入り続けているような感じになり、
熱中症の危険もグンと高まります。

湿度が上がるとインフルエンザなどのウィルスには効果的ですが
カビ菌やダニには好環境!
ぶわっと増殖するのです!!!

 
<カビが大好きな3大条件>

◆温度・・・気温20℃~30℃。特に25℃~28℃は生育にもっとも最適。
◆湿度・・・70%以上の湿度。60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖。
◆栄養源・・「畳・ビニールクロス」などの建材、「食べこぼし・ホコリ」などのゴミ、「フケ・髪の毛」など。

※この3大条件のうち、1つ以上をカビが成長しにくい環境にできれば、
 カビの大発生を抑えられます。

 

 

 
カビは空中に多く浮遊していて、外から空気にのって室内に入ってきます。
また、もともとあるものの成長はしていなかったカビの胞子や菌糸が
多くの住宅に存在していると考えられ、
梅雨に「3大条件」が整うことでそのカビが増速する、というわけです。

カビ対策① 梅雨前から掃除をする

部屋の隅や家具の裏側等、ホコリが溜まりやすく、空気が動きにくい場所は
湿気も多くなりカビが生えやすい場所でもあります。
他にも窓両側のカーテンが掛かっている壁や窓サッシにもホコリが多くつきがちです。

日当たりがよくない部屋、半地下の部屋、風通しがよくない部屋を中心に梅雨入り前から掃除し、
カビの好物であるゴミやホコリを減らしましょう。

カビ対策② 外の湿度が高いときは窓を開けない

「窓を開けると空気の入れ替えができて湿度が下げられる」
そう考える方が多いと思います。私もその1人です。
ところが、部屋の中より屋外の湿度が高いときに窓を開けると、
空気とともに外の湿気が室内に入り部屋の湿度を上げてしまいます。

外の湿度が70%以上など、湿度が高い時間帯は窓を開けず、
60%くらいのときに窓を開け換気をするのがおすすめ。
多量の湿気が室内に入らず、部屋の湿気を外に出すこともできます。

終日湿度が高いときは、窓開け換気をしないか、
または窓を開けて上がった湿度を除湿器で下げ、室内の湿度をコントロールします。

カビ対策③ 家具を壁から少し離して置く

家具を壁にくっつけて置くと、掃除がしづらくホコリが取りづらいとともに、
湿気を含んだ空気も溜まりがち。
窓を開けたり除湿器を動かしたりしても、狭いスペースは空気が動きにくく効果が出ません。

湿気が特に多くなりやすい窓に近い場所は、
家具を壁から3~5センチくらい離して置けば、
掃除がしやすくカビの栄養源のホコリが減らせるとともに、
湿気を減らしやすい環境が作れます。家具の裏側は壁にもホコリがたくさん付着していますから、
家具を動かしたときには壁のお掃除もお忘れなく。

カビ対策④ お風呂からあがった直後はドアを閉めて換気扇を動かす

お風呂をあがったあとすぐ、濡れた浴室内を乾かすためにドアを開けていませんか?
ドアを開けて浴室内を乾かすのは浴室内のカビ対策には良いこと。
ただ、お風呂からあがった直後の浴室は蒸気が充満しており、
ドアを開けておくと脱衣所に蒸気が漏れ出します。
換気扇を回しても一部の蒸気は家の中に逃げてしまい、
浴室以外の部屋の湿度が上がる恐れがあるのです。

そこで、お風呂をあがってしばらくはドアを閉めて換気扇を回し、
浴室内の蒸気が減ってからドアを開けて濡れた浴室の床や壁を乾かしましょう。

薬剤などを使って菌を殺せても、見た目の黒ずみは容易に取れません。
健康だけでなく見た目という点でも気になるカビ。
できるだけ繁殖しにくい環境づくりをこころがけましょう。

じっとり不快な梅雨ではなく
少しでも爽やかに過ごせる梅雨でありますように・・・★