侮ってはいけない静電気・・・

あ~またこの季節がやってきた~・・・となる
私の悩み・・・
それは『静電気』です。

冬は学生の頃から静電気にバチバチされています。
窓際の席の時はカーテンに髪の毛がふわっさ~と持っていかれてました。
乾燥してるんだな~程度にしか思っていなかったのですが、
ここ数年、特に今の季節、会社にいるとなぜか激しいのです。
そして家ではほとんどならないのです。。。不思議。。

 

Q.なぜ、冬に「静電気」は発生しやすいのでしょう?

 
A.湿度と静電気は密な関係があります。

静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下の環境下で発生しやすくなります。
人間が電気を帯電していても、湿度が高い時は空気中に水分が多いので、
空気中の水分を通してすばやく電気は逃げてしまいます。
夏でも静電気は起きているのですが、湿度が高いと、物体に溜まる電気が少なく
「バチッ! 」とまでいかないのだそうです。

一方、湿度が低い時は空気中に水分が少なく、電気を流す逃げ道が少ないんです。
そのため、人間や物体に電気がたまりやすく、金属に触れた際などに一気に電流が流れ、
「バチッ! 」と放電されるというわけです。

 
会社で静電気が起こりやすいのは、暖房を付けていたり、PCが常に起動していたりで
空気がとても乾燥しているのですね。
静電気は空気の乾燥や衣服の摩擦によって引き起こされるもの。
それにしては個人差が大きいなぁと感じるのです。
条件が同じでも、静電気が起きやすい人と起きにくい人がいますよね。
悲しいですが、私は起きやすい人でございます。
となると、きっと他にも理由があるはず・・・!

 
 

 
そうです!他にも理由はありました!

実は自分自身の体に原因がある可能性もあるんだそうです。
今回は、意外な部分にある静電気の原因や対策について紹介します。

乾燥や摩擦だけじゃない!“帯電体質”が静電気を引き起こす

空気の乾燥や衣服の摩擦、もちろんこれも静電気の大きな原因です。
空気中の水分に向けて自然に放電していたものが、
乾燥して空気中の水分が少なくなることで上手に放電ができなくなること、
さらに冬はウールやナイロンなど帯電を起こしやすい素材を着込むことが多くなるためです。

しかし、実はこれ以外にも体内の酸化、肌の乾燥などが静電気の原因になることもあるのだそう。。。
体内の酸化とは、、、
それは老化のこと。

血液の流れが悪くなると、体内が酸化することで
イオンバランスが崩れて血液中がプラスの電気に偏り、
外からマイナスの電気を引き寄せてしまいます。
また、肌が乾燥していると、空気が乾燥しているのと同じく、
自然な放電が難しくなるのです。
寒い季節は静電気を引き寄せ、体内に溜めてしまう、
そんな“帯電体質”になりやすいのですね。
 
 

★では“帯電体質”になってしまう原因は?

静電気の原因となる体の不調はどこからくるのでしょうか?
実はその原因は食生活や睡眠などの生活習慣がほとんど。
肉類やジャンクフードに偏った食事をしていたり、
糖質や脂質を摂りすぎていたりという
栄養バランスの崩れが体内の酸化を進行させてしまいます。

また、寝不足などでストレスがかかると体内のマイナスの電気が減少します。
身体的なストレスだけではなく、精神的なストレスも同様に影響します。
このような心身の乱れは静電気を引き起こすだけではなく、
肩こりや関節痛、頭痛、冷え性などの症状が出やすいという因果関係も指摘されています。
一説には、静電気によって体内が「+」に傾くことで血液中のマイナスイオンが不足し、
俗に言う「血液がドロドロ」の状態になることが不調につながるのではないかともいわれています。
また、免疫力低下や自律神経の乱れといった悪影響を及ぼすなど、
病気の一因となる可能性があるといいます。
さらに、電化製品にホコリがつきやすいのと同様に、
帯電した体はハウスダストやダニなどのアレルギー因子を引きつけやすくなることにも注意が必要です。
そのほか、静電気は髪の毛や肌にもダメージを与えることもわかっています。
「たかが静電気」と思わず、きちんと対策をすることで、悩みの改善につながるかもしれません。

静電気を感じることが多くなったら、自分の体調を見直すタイミングと考えるといいですね。

 
 
 
 
グサッグサッと突き刺さる言葉の数々でした。
ジャンクフード、お肉、糖質、すべて私の大好物です。。
酸化・・・という言葉にクラ~としました。

 
 
では、今からでも復活できるのでしょうか。

★バチッ!が多くなったらミネラル補給

静電気を感じることが多くなったら、
静電気を発生させやすい酸性に傾いた体を
弱アルカリ性に戻してあげることが大切です。
そのために必要な栄養素はミネラル。
アルカリイオン水などでこまめに水分を補給するようにしましょう。

また、ミネラルの補給に最適な食品が納豆。
マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルを豊富に含む納豆は、
日本人にとって定番の食材。
ご飯にかけるだけではなく、あらゆる料理に応用できるので摂取しやすいですね。
納豆に含まれる大豆イソフラボンはアンチエイジングにも効果的。
体内の老化を食い止めることが、体内の酸化を防ぐことにも繋がります。
小魚や、食物繊維が多く含まれる野菜など、
デトックスを意識した食材を摂取してみるのも有効的です。

★体質改善以外の静電気対策は?

体質改善はそうすぐに効果が表れるものではありません。
改善されるまでの静電気を感じる日々がツライ!
そんなあなたに役立つ、今すぐできる静電気対策もあります!!

静電気を防ぐためにはまずは「保湿」が最も効果的!
先にも述べたように、静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下の環境下で発生しやすくなります。
静電気対策には、まず乾燥を防ぐことが第一です。
今すぐできる静電気対策をご紹介します。

【乾燥を防ぐ】
●ハンドクリームをこまめに塗る
●部屋を適度に加湿する
肌が乾燥していると自然放電しにくくなります。
乾燥しやすい冬場は特に、こまめな対策を心がけましょう。

【放電を促す】
●壁や木製家具などを触る
●土を触る
バチッとくる静電気を防ぎたいときは、金属のドアノブなどに触る前に
コンクリート製の壁や木製の家具に触れて放電しましょう。
また、ガーデニングなどで土いじりをするのも効果的です。

【静電気の発生を防ぐ】
●服やタオルの素材に気を付ける
●柔軟剤を使用する
●静電気防止グッズを身に付ける
ウールやナイロンは+、アクリルやポリエステルは-の電位を持っています。
電位差の大きい素材を組み合わせると静電気が起きやすいので注意しましょう。
シルク製品は帯電しにくいのでおすすめ。
洗濯時に柔軟剤を使用することも静電気の発生を防ぎます。

【その他】
●ミネラルウォーターを飲む
●“寝だめ”を控える
体内にミネラルを取り入れることで帯電体質の改善が見込めます。
また、寝ているときは放電しにくく、さらに体が乾燥して静電気がたまりやすくなります。
どうしても疲れて長時間寝ていたいときは、
途中で水分をとったり、保湿を心がけましょう。

★静電気は元気のバロメーター
小さなことだけれど、気にしだすと常にちょっとした恐怖を感じてしまう静電気。
静電気を感じることが多くなったら、今すぐできる対策を行うだけでなく、
今の自分自身の心や体に不調がないかどうかを確認してみることも大切です。

偏ってしまった食生活や生活リズムを改善するいいきっかけになります★

痛くて不快なだけでなく、体の不調も引き起こしかねない静電気。
静電気の起きやすい生活を見直して、元気で快適な毎日を送りましょう。