”知る”こと

先日、家の近所を歩いていたところ、
白杖をついて歩いている視覚障害の方とすれ違いました。
その方が歩く先には点字ブロックの上にたくさんの自転車が停まっていたり、
道の両端に乱雑に自転車が停められていて道幅は変にくねくねなり、
私ですらも歩きにくいな~と感じる道でした。

 

「大丈夫かな」「声かけようかな」「なんて声かけたらいいんやろう」
「余計なおせっかいかな」「誰も声かけないな」。。。
気になっているのにどうしてもあと1歩が踏み出せなかったのです。
「あ~私って情けない…何してんだか…」そう思いながら、過ぎてしまいました。

 

 
 
私が踏み出せなかった1歩は、
接し方がわからなかった点が大きいです。
どうしたら、余計なおせっかいにならなくて済むのか、
相手も気を遣わなくて済むのか。
相手を知らなかったのです。
その点が拭えれば1歩は踏み出せると思いました。

当事者の方が望んでいる”こころづかい”ができるようになれれば。と思いました。

 

そんな時、ふとテレビで知ったのが<ユニバーサルマナー>という言葉でした。

ご存知でしょうか?

ユニバーサルマナーとは

高齢者や障害を持っている方、ベビーカー利用者、外国の方など、多様な方々を街で見かける現代に、私たちにとって“自分とは違う誰かの視点に立ち行動すること”は、介護や福祉などの特別な知識ではなく、誰もが身につけておきたい”こころづかい”の一つであるとし、多様な方々に向き合うためのマインドとアクションのことを指す造語です。

 

本当に喜ばれる細やかな配慮を身につけられれば、
1歩を踏み出す勇気にも繋がる自信となります。
その1歩を必要とする方々の力になります。

”知る”ことが色々な”こころづかい”に繋がっていきますね。
相手を”知る”という事で世の中はとても素敵に変わっていくような気がしました。
関係ない。必要ない。ではなく
日頃から”知る”アンテナは持っておきたいと思いました。