食欲だけじゃない、スポーツの秋

先日、5歳になる姪っ子の運動会に行ってきました。
来年からは小学1年生、保育園最後の運動会です。

 

 
 
 
私自身は幼稚園に通っていましたので、
保育園の運動会と幼稚園の運動会ではどこかが違うのか等、
よくわからないのですが、
少なくとも私の幼稚園時代とは大きく違ったものでした。
時代の流れをとても感じたのです。

「よ~いドン!」と6人でのかけっこがなかったのです。

走り縄跳びという競技も、1人ずつトラック1周を走っており
競争ではなく日頃の練習の成果をみんなの前で披露する、といった感じでした。

1位、2位・・6位といった順位を今はつけないのでしょうか。
”今の運動会”に興味がわいたので周りの方に聞くと、順位をつける所はありました。
秋が定番だった運動会が春に開催されるようになったり、
お昼のお弁当は家族とは食べずに生徒は教室で食べる等、
時代と共に少しずつ変化があるようですね。

私たちの幼少時代の運動会。
今の子ども達の運動会。

どちらが良いとかはわかりません。
どちらにも良い点、悪い点があると思います。

この数十年でさえ、大きく変わりつつある運動会。
そもそもいつから始まったのでしょうか。
運動会のはじまりに迫ってみたいと思います。

 

運動会のはじまりは?
日本で最初の運動会が行われたのは、明治時代とされています。
1874年(明治7年)3月21日、東京の築地にあった海軍兵学寮で行われた
「競闘遊戯会(きょうとうゆうぎかい)」が起源の一つだと言われています。
当時は18種目があったといいます。

この「競闘遊戯会」が全国へ広まり、さまざまな学校で行われるようになったようです。
最初に「運動会」という名前を使って開催したのは、1884年に東京大学予備門(今の東京大学の前身)でおこなわれたもので、その後、日本で最初の文部大臣、森有礼が指揮をとり、全国の小学校や中学校でもおこなわれるようになっていったそうです。

そして、運動会について調べているうちにふと感じた疑問・・・
「運動会」「体育祭」、昔から特に何も考えずに使っていましたが、違いはあるのでしょうか。

「運動会」と「体育祭」・・・違いはあるの?

「運動会」、「体育祭」など、学校行事の名称の定義は厳密にはないようです。
ですが、一般的に小学校までは「運動会」と呼ばれ、中学校からは「体育祭」と呼ばれるようになることが多いと思います。
なぜそこで呼び方が変わるのでしょうか。

「運動会」は体育的な行事で身体を動かすことが目的です。
先生が主体となって企画、運営、進行が行われます。
生徒たちの運動能力をさらに向上させる活動として「運動会」という名称がつけられているようです。

一方「体育祭」は、体育の授業の成果を発揮する場所です。
運営に生徒が参加するようになります。生徒たちが作り上げている行事として「文化祭」があり、
対になるように「体育祭」と呼ばれるようになったのだそうです。

 
 

 
 
 
今の子ども達が大人になった頃には、運動会はまた違ったものになっているかもしれませんね。
どんな風に変わっていくのか寂しくもあり、楽しみでもあります。