台風に備えて”今”できること

台風21号の甚大な被害や恐怖がまだまだ残る中、
台風24号が進路を変えて日本列島に向かってきていますね。

今回は、沖縄、九州、四国、本州、北海道と日本列島をすべて通ってしまうかも、、とのことです。
恐ろしいです。。。
 

 

台風21号は<非常に強い>台風でした。
今回、向かってきている台風24号は現時点で<大型で非常に強い>台風です。
前回より大きい事から、影響を受ける範囲もとても広いはずです。
さらにここから勢力が強くなるかも、、、とも言われています。

「もうやめて~。」って心底思いますね。。
泣いても怒っても台風は進んできます。
ですが台風は来る日がわかっている自然災害です。
地震とは違い来る日がわかるので備える事ができるんです!
今日は、今できる備えについて書きたいと思います。

 
自分の家を守る事が、第三者への被害を防ぐことにも繋がります!
 

◆窓ガラス・屋根の補強
強風や強風による飛来物で窓ガラスが割れたりすると家の中が水浸しになるだけでなく、飛び散ったガラスでケガをする危険もあります。
窓ガラスが割れるのを防ぐ、割れても細かいガラス片が飛散しないように飛散防止フィルムなどを窓ガラスの内側に貼っておくといいでしょう。
ですが、そこまでの準備が出来ない場合が多いと思います。
家にあるダンボールや厚紙、新聞紙、テープ等を使い、すきま風が入らないように、ガラスが飛び散らないようにしっかり貼りましょう。
カーテンやブラインドもしっかり閉めて外からの被害に備えましょう。
雨戸のある家庭では雨戸がきちんと閉まるか、ガタつきがないか確認しておきましょう。
雨戸にガタつきがあると、台風の強風で雨戸が飛んで行ってしまう可能性もあります。
そして前回の台風被害でも多かったのが屋根瓦の被害です。瓦がずれていないか、ひび割れていないかなども雨が降り出す前に確認しておきましょう。

◆ベランダやお庭にある物を片付ける
ベランダやお庭には植木鉢や物干し竿、ハンガー、洗濯バサミなどがあるかと思います。
台風の強風の中で、それらが舞って窓ガラスを割ってしまったり、飛ばされて他の人の家や車、人や動物に当たってしまったら大変です!
とても危険です。
台風が来る前には、ベランダやお庭にあるものを家の中に片付けておきましょう。
前回も車やトラック等、想像を超える大きなものまで飛ばされました。
これは大丈夫だろう。。と思わず、必ず室内に片付けておきましょう。

◆ライフラインの備え
<灯りの準備>
前回も広範囲で長い期間、停電が起こりました。
夜中に停電が起こった場合、どこに行くにも何をするにも灯りが必要になります。
懐中電灯は必ず手の届くところに備えておきましょう。
スマホによってはライト機能がありますが、停電になるとスマホや携帯の充電もできなくなります。
停電が長時間続くことも考えて、携帯電話・スマホの充電やラジオ機能も備えた懐中電灯を準備しておくといいでしょう。
ランタンやヘッドライトもあるといいでしょう。
 
<非常食の準備>
台風の場合は、最低でも3日分の備えがあればいいと言われています。
食べ物と飲料水を家族が3日間過ごすことができる量を準備しておきましょう。
電気やガスが使えなくなることも考え、カセットコンロやガスボンベも用意しておくといいでしょう。

<水の確保>
前回も多くの場所で断水になりました。
浴室や家にあるバケツ、洗面器、空いているペットボトル等に水を貯めておくようにしましょう。
「マンションだから貯水タンクがある」と安心してはいけません。
停電によりポンプが作動しない恐れもあります。
 

 
◆大雨による浸水への備え
室内への浸水を防ぐために、土嚢の準備があればいいでしょう。
通常の土嚢は重く大きいことから移動させるのも保管するのも大変です。
今では水に浸けるだけで袋の中の吸水ポリマーが膨らんで「土嚢替わり」になる防災グッズも販売されています。
使わないときには折りたたんで収納できることから、保管もしやすいです。
とはいえ、それも準備できない場合が多いと思います。
家にあるごみ袋に水を入れたら簡易水のうにもなります。

<簡易水のうの作成方法>

家庭用のごみ袋や買い物ポリ袋を2~3重にし、中に半分程度の水を入れてきつく縛ります。
※ごみ袋の強度が足りないときは、重ねる枚数を増やしてください。

自分の住んでいる地域は浸水しやすいのか、川が氾濫したら危ないのか、自治体のハザードマップで確認しましょう。
ハザードマップは『国土交通省ハザードマップポータルサイト』で確認することができます。

 
台風21号の教訓を活かす時です!
明日の関西は朝から雨のようです。
今日のうちに台風への備えをすませましょう!

どうか何事もなく台風が過ぎ去りますように!